馬九行久 

馬が9頭で「馬九行久(うまくいく)」。縁起の良い語呂合わせの伝統的絵柄です。

颯爽と駆け抜ける馬。仲間を振り返る馬。愛らしい花模様の馬。

個性さまざまな染付や色絵の馬たちが軽やかに駆けていく様子を器に描きました。

江戸時代には藩の注文品を製作していた三川内皿山において、代々の藤本家は馬の絵の上手と伝わってきました。

美術館に所蔵されている江戸期の器の中には、馬が絵付けされ高台には藤本(平戸藤祥)の銘がしるされたものがみられます。


馬九行久

6寸皿  口径20.0㎝ 高さ 3.3㎝

中央の模様は「重ね桝」です。桝が重なって「ますますうまくいく」。

   

スリムマグカップ(左側)

直径8.3㎝ 高さ10.0㎝

F型マグカップ(右側)

直径8.8㎝ 高さ8.5㎝

スリムカップはコーヒーのドリップパックがちょうどフィットする細身タイプ。

F型マグカップは底が広く安定タイプ。

   

湯呑(大)

直径7.8cm 高さ9.0cm

湯呑(小)

直径7.4cm 高さ8.5cm

すっきりしたデザインで、口辺部が少し反っている形状です。

   

5寸皿

直径14.5cm 高さ2.0cm

豆皿

直径10.6cm 高さ1.5cm

5寸皿の中央の模様は「丁子(ちょうじ)」です。調子よくうまくいきますように。

豆皿は小さくてもちゃんと9頭描いています。

   

飯碗などの器たち

飯碗(大)

直径13.0cm 高さ7.0cm

飯碗(小)

直径12.0cm 高さ6.0cm

飯碗の内側には「雲」。「雲(うん)から運(うん)へ」。

運よく良くうまくいきますように。

   

正角皿

17.5cm×17.5cm 高さ4.5cm

内側の模様は「琴柱(ことじ)」です。

琴柱が重なり「ことごとくうまくいく」ように願いを込めて。